「親不孝介護」感想!バリバリ元気な母が倒れて入院し、介護認定を受けた話

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「親不孝介護」感想!バリバリ元気な母が倒れて入院し、介護認定を受けた話

 

ただ漠然と「介護って大変そう」「親は元気だし、まだまだ先のこと」と思っていたら、それは突然やってきた!

超絶元気な母が脳出血で緊急搬送されててんやわんやでしたが、約2か月経ち、いよいと退院することになりました。そこで出てくる「介護認定」や「介護保険」の話。

自分で歩いたり身の回りのことは自分でできるまで復活した母ですが、だれがどうサポートするのか?いろいろ本を探しているときに、「親不孝介護」という本を発見。タイトルに惹かれ読んでみることに。これから介護が始まる人、まだ親は元気だけど知っておきたい人、介護真っただ中の人、いろいろな人に参考になる本でした!

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「親不孝介護」はどんな本?

 

親不孝介護 距離を取るからうまくいく」(以下親不孝介護)は、編集者・山中 浩之さんと NPO法人代表で企業の介護相談を受けている川内 潤さんの共著。

「長男だから、親を引き取るか実家に帰らないと」→必要なし!

「家族全員で、親を支えてあげないと」→必要なし!

親のリハビリ、本人のために頑張らせないと→必要なし!

親が施設に入ったら、せめて、まめに顔を見せに行かないと→必要なし!

 

「親と距離を取るから、介護はうまくいく」。

一見、親不孝と思われそうなスタンスが、介護する側の会社員や家族を

そしてなにより介護される親をラクにしていく。

 

電通、ブリヂストン、コマツなど大手企業の介護相談で活躍中の川内潤さん(NPO法人となりのかいご代表)のアドバイスの元、遠距離の「親不孝介護」に挑んだ編集者の5年間の実録。

Amazonより

タイトルでぎょっとしちゃうけど、なぜ親不孝なの?と思いますよね。

介護=子供が面倒みる=親孝行というイメージではなく、

プロに任せられるところは任せ、「親子」としてベストな距離感を保つ=一般的に「親不孝」と言われるかもしれない介護スタンスを「親不孝介護」と筆者は位置付けています。

母が倒れ、漠然と「介護」という文字が目の前に現れたけど、何をやればいいの?というレベルの私。

結婚して子供を持ち、実家からは1時間半ほどの距離に住んでいるので、毎日母の元へ行くことは難しそう。

実家には父が同居し妹も近くにいるので、ある程度はお願いする予定となると、私にできることは何だろうかと。

で、この本を読んで、「そもそも介護って誰のためなの?」というのを考えました。

育ててくれた親に対して、恩返ししたい、やれることはすべて子供がやってあげたいと思いがちだけど、それは親にとっていいことなのか?

なかば当たり前のように自分の親(私たちにとっては祖父母)を看取ってきた親を見てきた我々は、「当然私も両親の介護を」と思うでしょう。しかし、この本を読んで、「本当にそれは双方にとっていいことなのか?」と思えてきました。

親世代が自分の親を介護していたことはとても立派なことだと思うし、それを否定するつもりはありません。ただ、仕事や社会が変わりゆく今の時代、多角的な考え方を持つことで、自分と親が精神的にゆとりをもった生活を送れるのではないか?と思ったのです。

例えば、慣れない介助をこどもがやると時間もかかるし大変。それなら基礎知識があっていろんな人に対応できるプロに任せた方が、介護される方もストレスがなくなるのではないか?と。

介護とは、介護される側とサポートする側が、最低限のストレスで穏やかに暮らせるような方法を模索していくことがスタート地点なのかな。

自分にできること、親がやりたいことにフォーカス

介護認定を受け、体に自由が利かなくなったとしても親の一生は続くのだから、親が今後何をしたいかをきちんとヒアリングすることが大切と書かれています。

「昔はできなかった○○をやりたい」

とか、

「本当は今までやってたことは好きじゃなかった」など、

「親の役」を演じていた親が一人の「景子」とか「剛」とかになり、個人としての本当の顔が見えてくるかも。

とはいえ、いきなり親に「どんなことやりたいの?」と聞いてもなかなか思いつかないでしょうし、

「お母さんにとって幸せとは?」と聞かれても、「娘や息子が幸せならそれでいい」とか言いそうですよね。

この本では、「この先10年でどんなことをやりたいか?」を聞くといいと紹介されています。

両親が今後10年でどう生きていきたいかを聞くことで、それに対して「こういうサポートが必要かな」とか「こういう距離感で接していこう」などと、子供側もざっくりとしたプランを立てやすい、とのこと。

確かに…。そうすると、お互いどうしていくのがいいか、なんとなく見えてきそうですね!

 

遠方に住む場合、そして同居・近くに住んでいる場合など、さまざまなケースに対応

この本では、東京で仕事をする息子が、自分の家庭を持ちながらも新潟で一人暮らしする母を介護した実体験を収録。

いいケアマネージャーさんと出会い、遠方介護~施設に入るところまで、事細かに描かれています。

初期の認知症の兆候が見られるお母さまへのイライラや戸惑う気持ちは、「親を想う子」だからこそ出てくる感情なのかもしれません。

突然始まった介護を振り返りながら、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんのアドバイスが対話方式で紹介されます。

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「息子さんが、初めから自分の妻を巻き込まないというスタンスがよかった」と話されていました

が、結婚していると義両親への介護にどのこまで関わるかはけっこうな問題だよなぁと思います。

本の中の奥様は、毎回一緒に新潟に通ったりはしないものの、病院や母親からの緊急電話に対応してくれたり、必要な時は新潟に一緒に行き実家のあと片付けなどに来てくれていました。

また、親とすでに同居している場合や近隣に住んでいるケースについても書かれています。

近くにいるからこそ、子は「自分で何とかしなくては」と思いがちだし、親も子に甘えてしまい、行政のサービスを使わないケースが多いそう。

近くにいるからこそ、進んで適切な距離を取れるよう、サービスを活用することをおすすめしますと紹介されていました。

「介護」はしばらく関係ないと思っていた私の場合

超絶元気で、バリバリ仕事をしている母が倒れたのは3ヵ月前。

詳しくは以下に書きましたが、

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ワンオペ個人教室の危機!母主催のピアノ教室でやっておけばよかった2つのこと ライターの宇野あゆみです。私の母は、個人でピアノ教室を運営しています。個人宅で行うレッスンですが、なんと12年目を迎え、生徒さんは30名ほどになります。 毎年発表会...

無事に退院が決定。

母は、「まだまだピアノを教えたい!」という一心でリハビリを頑張ったのだと思います。

私は、病院への面会や手続きなどは父や妹に任せ、「退院したらどうしたいか」を母から聞くことと、ピアノ教室の運営周りをメインに動きました。

それと、介護について調べること。

まず読んだのはこちらの本。

入院してすぐに読むべきでしたが、やるべきことがわかりやすく書かれていて参考になりました。

母は、病院からの指示で介護認定調査を受け、要介護1という認定が下りました。

身の回りのことはある程度自分でできるけど、介助が必要な時もある、という段階です。

さて、「介護認定」された後、どうしていいかわからない。

事業所のリストを渡されただけで、どこに電話するの??と戸惑う私たち。

どうやら、地域の包括センターがカギを握っているらしい。

親不孝介護でも、「親が元気なうちに、もしくはちょっと心配だな?くらいのレベルで、積極的に包括センターに相談することが大切」と書かれていました。

なるほど、「介護認定」となる前に、相談してOKなのですね。

親がある程度の年齢になると、「ちょっと心配」「あれ?」とおもうことが増えるはず。

早めに相談しておくのも大切なアクションなのですね。

地域の包括センターは中立的な立場のため、ケアマネのいる事業所を紹介したりはできないそう。

だから事業所のリストを渡されて、自分で電話してね!と言われたんですね!

とりあえず父が、何か所が電話し、ケアマネさんとの面談が決まりました。

さて、無事に退院が決まった母は、どんなケアプランを立ててもらうのでしょうか?

面談の様子もそのうちまとめていきたいですね♪

親不孝介護は、シニアの親を持つ「子」みんなに読んでほしい本!

親不孝介護は、多くの「子」に参考になる本でした!

「介護なんてまだまだ先」

「親、元気に一人暮らししてる~」

「入院しちゃって、介護が始まりそう」

「介護中だけど、ほとんど自分でやっている・・・」

などなど、「親を持つすべての子」におすすめしたい本です。

なんなら、今回倒れた母の夫(私の父)にも読んでほしい!

父には、超絶元気なほぼ90歳の母親(私の祖母)がいます。

毎日フルメイクで買い物やボランティアに大忙し!

一人で出かけるし、料理もするけど、実は一度骨折し「要支援認定」を受けたことがあります。

今はよくなったので、介護保険は使っていないけれど、もう90目前ですからね。

そんな母親を持つ子(私の父)にも読んでほしい本です。

もちろん、まだまだ元気な親を持つ友達にもすすめたい。

今後「どんなことが必要になるのか?」がざっくりわかっているだけでも、漠然とした不安は少し解消されるのではないかなと思います。

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読んでみてね♪

 

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