パソコンの画面が明るすぎる!壊れたノートで走り出しそうな機械オンチが七転八倒の末に”最適解”のデスク環境を手に入れた記録

思いを伝えるストーリー作家&司会者の宇野あゆみです。仕事道具でもあるノートPCが調子悪く、画面の明るさが調整できなくなり早2か月。仕方がないので買い替えようとデスクトップを検討し始めた私の珍道中をレポします。型番が多すぎてわかんない!セットアップが心配!そんな方の助けになったらうれしいです。
壊れたノートパソコンで走り出しそうな私がPC買い替えを決めたワケ
どうも、元子役のなんでも屋さん宇野あゆみです。
子役として舞台や映画に出演し、中高生のママとなり、インタビューライターや演劇講師、司会者として活動中です。
何をするにも欠かせない私の友達、それはパソコン!!
未経験からライターとして文章を書くようになり、ブログを開設したり画像を作ったりと、とりあえずなんにせよパソコンを使う私。
7年前ライター業を始めたころは、業務委託先のPCをお借りしてスタート。
個人事業主として開業した際にHPのノートパソコンを購入。
その後、動作が遅くなったのでレノボのノートPCに買い換えました。
あれから3年。
ある日突然、画面の明るさ調節ができなくなり、自動回転がもとに戻らず、大慌て。
3年間の保証を付けていたのでレノボに修理依頼をし、ライティングの締め切り後すぐにリペアセンターへPCを送付。
ちなみに保証が切れる1か月前だった。滑り込みセーフ。
結局ディスプレイとハードの交換ということになり、初期化されて戻ってきました。
まぁ、初期化は仕方ない。データはほぼクラウドに入れてるし、そこまで痛手ではない。
よし、これで仕事頑張るぞ~と思ってたら、2か月後。
また明るい。
え、あなた、新しいワタシに生まれ変わって戻ってきたんじゃないの?!
ニューディスプレイになってきたんじゃないの?
ノートパソコンへの問いかけが止まらない。
だって、初期化までしたのに!?
きっと一時的なものだ!
そう信じて少しパソコンをお休みさせる。
「疲れた時は休むに限る」を信条にしている私は、パソコンにも休息を与える。
最近忙しくて酷使していたからな・・・そうだよね・・・
しかし、待てど暮らせどディスプレイは調整できるようにならず…
ずっと最大値で明るいので、まるで真夏の太陽のよう。
そして、バッテリーの消費が激しい。
レノボに「なおっとらんのか!?」と問い合わせたけど、「修理しますがサポート切れてるので有償です」とのこと。
いや、まぁそれはそうやんな。
でもさ、有償修理して、いくらかかるんか知らないけど、それでまた治らなかったらいやじゃん。
うーん、、、これは、買い替えか!?
そもそも、タブをたくさん開いて作業するので、ノートだとスペースが狭くて効率悪いんだよね。
家にあるデスクトップを使って二画面みたいにして作業してたんだけど、自分のメインPCをデスクトップにすればよいのでは!?と気づく。
でもさ、それには私の作業デスクの上にある本棚を取っ払わないといけない。
それには、大量の本やノート類を整理しなければならない。
この上にある本やらなんやらを後ろの棚に入れるには、そこに入っている大量の本を処分しなければならないのだ。
ちなみにふだんはもっともりもりいろいろある中でノートパソコンを広げている。
通称もりもり山と呼ばれる私の机は、結婚前からの名物である。
この写真は、母に「もりもり山が片付いた!」と報告した時の写真だ。
意を決して断捨離を開始。
私には、やましたひでこさんがついてる

ほかの本棚にもあった本も併せて80冊ほど処分。

いや、そんなに溜めないで読んで…?!
ここまで何もなくなった。
手前に片付け途中のいろいろがありトリミングしているので同じ机とは思えないけど。
わさわさしていた机をすっきりきれいにし、いよいよどのPCを買うか検討開始。
でもこれが沼の始まり。
そもそも、どれを買ったらいいかさっぱりわかんない。
どのPCを選ぶ? – Intel vs AMD・・・わけわかめ
同じ価格ならノートより高性能というのもあり、「デスクトップPCにする」のは決めた。
で、前回レノボで買ったから今回もレノボで買おうと決定。
机も片づけたけど大きなタワーは置きたくない。
PC本体の予算はとりあえず8万前後
そこで浮上したのが「ミニPC」でした。
最初に候補に挙がったのは、Lenovoのビジネス向けミニPC「ThinkCentre」シリーズ。
しかし、ここで最初の壁にぶつかります。

商品ページに書いてある内容が一つもわからない
Intel?AMD?まじでわけわかめです。
とりあえず、AIとのチャットを始めました。
私の用途は、ライティング、Web会議、画像作成、そしてできれば軽い動画編集。
レノボ内で予算を絞って提案してもらいました。
AIの回答はこれ。
Intelモデル (M70q): PassMarkスコアが高い!純粋な計算能力はこっちが上?
AMDモデル (M75q): スコアは少し劣るけど、内蔵GPU(グラフィック機能)が強いらしい…。
特に動画編集では、CPUの計算能力よりも、映像処理を専門に行うGPUの性能が快適さを大きく左右するとのこと。
調べてみると、AMDモデルの最新内蔵GPU「Radeon 740M」は、Intelモデルの「UHD Graphics」とは比較にならないほど高性能。例えるなら、Intelが「賢い学者」、AMDが「賢くて運動もできるアスリート」のようなもの。私の用途には、明らかに後者が必要でした。
【学び①】クリエイティブ用途(動画・画像)では、CPUスコアの僅差より、GPU性能の圧倒的な差を重視すべし。
こうして、私の相棒は「ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 (AMD)」に決まりました。
コストか、快適さか – メモリ容量と保証プランの現実的な選択
PCの心臓部が決まったら、次は周辺のスペック選び。
ここで現実的な「お金」の問題がのしかかります。
【議題1:メモリは8GBか16GBか?】
8GBモデル: 約8万円。初期費用を抑えられる。
16GBモデル: 約9万円。1万円の差は大きい…。

「1万円節約して、足りなくなったら後で増設すればいいか?」という考えが頭をよぎります。
しかし、AIアシスタント曰く

「動画編集におけるメモリ8GBは、4人家族なのに軽自動車を買うようなもの。街乗りはできても、高速道路や坂道(=重い処理)で必ず後悔します」
と。
機械オンチの私でもわかりやすい回答です。
ありがとうGemini。キミと私はズッ友だ。
なるほど、メモリ16GBは「贅沢品」ではなく、動画編集をする上での「人権」なのだと理解しました。
【学び②】目的を達成するためのスペックは「必要経費」。目先の安さで妥協すると、未来の時間を失う。
【議題2:保証はどこまで必要か? – 過去の失敗から学ぶ】
本体は決まった。
では、保証はどうする!?
多くの人が「一番安いプランでいいや」と考えがちな保証。
3年前に買ったノートPCを修理に出したとき思ったのは、
やっててよかった公文式ならぬ、入っててよかった保証サービス。
「3年間の引き取り修理」の保証が切れるまさに1ヶ月前に急いで修理に出し、無事保証内で修理完了。しかしながら修理に出している間、PCはもちろん手元にありません。
代替機として引っ張り出してきた一代目のHPのノートPCは動作が遅く、仕事の効率はガタ落ち。
家のデスクトップで進めるものの、やはりキーボードの打鍵感が違うからやりづらい。
何より、仕事道具が手元にないという不安と不便さ…。
この「PCが使えない期間」が、どれだけ大きな損失になるかを痛感しました。
ディスプレイは交換され、ハードも初期化されてPCは戻ってきたものの、わずか3ヶ月後、全く同じ症状が再発。
ディスプレイは常に最大輝度で眩しいまま。
そして、無情にも保証は完全に切れていました。
この経験が、今回のデスクトップPCへの買い替えを最終的に決意させました。
そして、私に二つの重要な教訓を教えてくれました。
仕事で使うPCの保証は、コストだけでなく「ダウンタイム(使えない時間)」をいかに最小限にするかが命であること。
「引き取り修理」の数週間は、フリーランスにとっては死活問題になりかねないこと。
だからこそ、今回は迷わず「オンサイト修理(出張修理)」が含まれる「プレミアサポート」を選びました。月々わずかな投資で、PCのことで悩む時間と、仕事が止まるリスクを回避できるなら、これほど安い保険はありません。
【学び③】保証は「安心」を買うサービス。PCが使えない時間の損失(機会損失)を考えれば、手厚いプランは賢い投資。
本当の沼はここにいた – 無限の選択肢と向き合うモニター選び
PC本体が決まり、ウキウキでモニターを探し始めた私。これが、本当の迷宮の入り口でした。
大きさだけで選ぼうとしたけれど、一筋縄ではいかない様子。
またまた英数字が並びます。
【迷走①:サイズと解像度】
最初は「24インチ・フルHD(1920×1080)」で十分と考えていました。
しかし、自分の使い方「タブをたくさん開いて、ウィンドウを並べて作業したい」を突き詰めた結果、重要なのは物理的な大きさより「作業領域の広さ=解像度」だと気づきます。

へえ~!解像度が関係あるのね!
フルHD(情報量:1) → WQHD(情報量:約1.8)
このWQHD(2560×1440)という解像度は、まさに革命。
ウィンドウを2つ並べても全く窮屈にならない広大な作業スペースが手に入ります。
そして、このWQHDの精細さを最も活かせるのが「27インチ」という結論に至りました。
【迷走②:価格と機能のトレードオフ】
しかし、「27インチ WQHD」モニターにも無数の選択肢が。
A案: 安価な高コスパモデル (Minifireなど): スペックは完璧!でも、新興メーカーのサポート体制に一抹の不安が…。
B案: スタンド機能重視モデル (ThinkVision Eシリーズ): 高さ調整は神!でも、解像度がフルHDになってしまう…。
C案: 全部入り高価格モデル (Dell UltraSharpなど): 性能も機能も完璧!でも、予算が…。
【迷走③:ノートPCとの連携】
あわよくば手持ちのノートPCも繋げたらよいなと考える私。
ここで「USB Type-C給電」という神機能を発見。
ケーブル1本でノートPCの映像出力と充電が同時にできるなんて…!
これは絶対に譲れない機能になりました。
【学び④】モニター選びは「自分の使い方」を分解し、絶対に譲れない条件に優先順位をつけることが沼から抜け出す唯一の方法。
私の優先順位は、1. 解像度(WQHD) > 2. 接続性(USB-C) > 3. スタンド機能 > 4. ブランドの信頼性 でした。
この全てを満たす一台を探し求め、ついに見つけたのが「Lenovo L27h-4A」でした。
検討に検討を重ねる。価格変動に注意せよ!
検討に検討を重ね、レノボのサイトから商品をお気に入り登録し早三日。
そろそろ購入ボタンを押そうとサイトをチェックすると、
あれ?なんか価格が違う。。。
パソコン本体が、見た時より1万円上がってる気がする。
いやーでもスクショ取ってないし、気のせいかな?
いろいろ見すぎておかしくなったかな~!と一度は納得する私。
電話見積もり限定のクーポンをもらっていたので、購入相談窓口に電話して見積もりを送ってもらう。
うーん、全部合わせて12万ちょいか。
仕方ない。
経費だからな!
しかしまぁポンと出せる金額でもないのでまたちょっと悩む。
検討に検討を重ねたけど、本当にこれで買っていいのか?
使いこなせるのか?
また検討モードに入る私。
そして見積書とにらめこすること2日。
いや、忙しかったのもある。
締め切りの仕事が差し迫っていて、忙しかったのだ。
そして、いよいよ買おうと最終スペックをサイトでしていた時。

え、価格下がってる!!
うわー!やっぱり見間違いじゃなかった!
やはり金額に対する私の記憶力は半端なかった。
最初に見た時のセール価格になってる!
急いで再見積もり依頼をし、無事当初の予定通り1万円安い金額で見積もりを出してもらえました!
検討しすぎるのはよくないけど、価格変動が多いので少なくとも一定期間はウォッチしておくのは大事かも!!
その時見た価格はメモしておいてね!

私の時は週末セールみたいな感じだったから、1~2週間くらい様子を見るのがおすすめ!
最後の試練、奇跡、そして最大の落とし穴
全てを注文し、商品が到着!意気揚々とセットアップを始めた私を、最初の試練が襲います。
モニターの説明書がピクトグラムみたいでわからん。
説明もなく、図解だけ。
これは、全人類がわかりやすいようにか?
ワタシには全然わからん(機械オンチ)
中2息子にヘルプ要請し、なんとかモニターの形になった。
よし、これでパソコンとつなげば映るはずだ!
しかし・・・
「PCとモニターを繋ぐ、ケーブルがない…!」

PCにもモニターにも入っていない。
調べてみると、私の買ったモニターはUSB-C接続がメインのため、HDMIケーブルは別売りだったのです。
同じメーカーで揃えたのに、そんな…。
いや、そもそも「つなぐ線ははいってるだろ~!」と安直な考えな人はPCを買ってはいけないんだよ!(暴論)
詳しい人は調べるんだよねきっと。
ギリギリでいつも生きていたいから~AH~~~って曲が頭をよぎる38歳。
余談ですが、最近「平成一桁ガチババア」ってSNSで見かけました。
昭和62年生まれは何なんだと思っていたら、昭和・平成・令和を生きた「時をかけるババア」であるという投稿を見て妙に納得してしまった。
時をかけるババアとして今日も元気に着て生きていくよ!
さて、とりあえずケーブルが足りない。
ああ無情。
手前に見えるコードはtypeCなので、だめらしい。
ここまで頑張ったけど今日は電源がつかなそうだ。
やはり週末に旦那さんにセットアップをお願いすればよかった・・・。
愕然とし、家電量販店に走ることを覚悟した、その時。
ケーブルないよ~と旦那さんにラインしたら、「この前PS4に使うかもと思って買ったやつあるよ。結局使わなかったやつ。」
と神のお言葉。
え、これはもしや私が探し求めている未開封のHDMIケーブル…!奇跡!
この瞬間の安堵と感動は、きっと忘れません。
【学び⑤】付属品は盲点。特に映像ケーブルは購入前に必ず確認すべし!
そして、全てのケーブルを繋ぎ、ついに電源オン!モニターにLenovoのロゴが映し出された時の感動はひとしおでした。
しかし、本当のラスボスは、その直後に待ち構えていたのです。
Windowsの初期設定、「言語の選択」画面。さあ、始めようとマウスを動かしても、キーボードを叩いても、うんともすんとも言わない。カーソルは画面の真ん中で固まったまま。
「え、嘘でしょ…?ここで終わり…?もはや、これまでか…」
頭が真っ白になりかけた、その時。
キーボードとマウスのUSBケーブルは、確かに繋がっている。
…ん?繋がっている先が、PC本体じゃなくて、モニターのUSBポート…?
まさか、と思っておそるおそるPC本体のUSBポートに差し替えてみると…動いた!
マウスカーソルが、キーボードの入力が、何事もなかったかのように反応するではありませんか!
そう、初期設定の段階では、PCはまだ「生まれたての赤ちゃん」。自分の手足(本体のUSBポート)しか認識できず、モニターの便利な機能(USBハブ)を理解するための学習が済んでいなかったのです。
モニターはあくまでも「投影機」なので、パソコンを動かす指令であるマウスやキーボードはパソコンにささないと!
相変わらず初歩の初歩でつまづく私でした。
【学び⑥】Windowsの初期設定が終わるまで、キーボードとマウスは必ずPC本体に直接挿すべし!モニターのUSBポートはまだ使えない!
ぶじ開通!でも、あれがない!!
無事に快適なパソコン環境を手に入れた私。
意気揚々と報告しようとデスクトップ版のラインにログインして母に通話をしようとしたら「マイクとカメラがありません」と出た。
そうじゃん!マイクとカメラないじゃん!

Web会議、できないやん
またまたAIに舞い戻る私。
マイクは音声録音用のがあるのでそこそこでOK.カメラも「画像荒い!」ってなんなければいいやとリサーチ。
おお、小さくていい感じ!
マイクはノイズがちょい気になるけど、カメラの画質はめっちゃいい~!
これでPC環境が整いました!
まとめ:私がたどり着いた”最適解”
こうして、幾多の試練(と自分のうっかりミス)を乗り越え、完成した私の新しいデスク環境がこちらです。
PC: ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 (Ryzen 5, 16GB, 512GB)
モニター: Lenovo L27h-4A (27インチ, WQHD, USB-C, 高機能スタンド)
保証: 4年間のプレミアサポート
- カメラ:UGREEN ウェブカメラ USB Webカメラ フルHD 1080P 200万画素 マイク内蔵
総額は約12万円。
決して安くはない買い物でしたが、一つひとつ自分の使い方と向き合い、悩み抜いたからこそ、100%納得のいく最高の相棒に出会えました。
WQHDの広大なデスクトップは、まさに「思考の作業台」。
全てが快適で、動画編集への挑戦も、もう怖くありません。
もしあなたが今、PC選びの沼で途方に暮れているなら、この七転八倒の記録が、少しでもあなたの思考を整理する手助けになれば幸いです。
というわけで、PC買ったのでお仕事頑張ります!

お仕事ください~!!
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