【イニシエーションラブ答え合わせ】小説・映画を2度読みたくなる?驚きのネタバレ
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小説が原作の「イニシエーションラブ」松田翔太さんと前田敦子さん主演で映画化もされました。原作の答え合わせとは?小説最後の2行、映画ラスト5分の意味とは?ネタバレ含む答え合わせレビューです。未読・未視聴の方はご判断をおまかせします!
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イニシエーションラブ・初回読んだ感想
「イニシエーションラブ」は乾くるみの小説。
1980年代を舞台にした、恋愛小説ミステリー。
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恋愛小説なのか、青春小説なのか、ミステリーなのか、分類に困りますな。
「もう一度読みたくなる」
「ラスト2行に秘密が!?」
と、壮大な前振りを受けて初めて読んでみたのが確か刊行された2007年~2010年あたり。
一度読んで、「うーん、あんまりおもしろくなかったな」と思ってそのまま本棚にしまいっぱなしだった。
松田翔太さんと前田敦子さんで映画化されると発表されたとき、「えー?そんなすごい話じゃなかったのに映画化!?」と思った記憶。
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しかし、刊行から10年ほどたった2020年。久しぶりに読み返したら衝撃を受けたんですわ…!
というわけで、映画の話はあとにして、まずは小説のネタバレから!
イニシエーションラブ・小説のネタバレ感想
それではまず小説のネタバレ感想から!
一回目に読んだ時の、あの感想の理由
私が最初に読んだのは2009年くらい?当時21歳とかでした。
フツーの男女の話だったのかなと思った理由は、
ラスト2行を理解してなかったから。
そこがわからないと
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「なんか淡々とした遠距離恋愛の物語だったな。鈴木はクソ男じゃん」
としか思わない。
だって
付き合った女性と遠距離恋愛になって、
彼女が妊娠しちゃって子供をおろす手術して、
なんかわかんないけど彼女に八つ当たりして。
そんで言い寄られた美人の同僚と付き合うことにした、おしまい。
はぁ?
私にはわからなかったのだ。
当時は、とにかく鈴木に嫌悪感しかなかった。
若かったし
マユちゃんかわいそうだなーと思ってた。
10年経って読み返してみたら思ってたのと違う話だった
しかし10年くらいたって最近読み返してみた。
読みすすめているうちに「あれ?なんかおかしいな?」と思う箇所が。
鈴木は富士通に就職決まってたよね?
あれ、ギフトの会社って何?
ラスト2行。
あれ、へんだなぁ。
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辰也って名前の通り「たっくん」じゃん。「カタカナの”タ”入ってないじゃん」
大矢博子さんの解説を読んでみる。
この用語解説、なんかウラがありそう。
さて、検索してみようではないか。
「イニシエーションラブ」に続く検索ワードは、トリック・答え合わせ・意味などなど
やっぱり何かある!
そう思った私は考察サイトやネタバレ感想、Amazonのレビューを読みまくり、もう一度読み返してみた。
確かに「もう一度読みたくなる小説」だった。
わかったことは、「マユちゃんはぜんぜんかわいそうじゃなかった」ということ。
時系列を細かく考察したわけではないけど、夕樹のほうと関係を持ったのは、中絶手術のあとだった。
マユとしては、最初の誘いどおり、ちょっとご飯に行ったりでかけたりする相手が欲しかっただけかもしれない。
でも、妊娠が分かったときの辰也のキレようとかを見て、もう無理かもしれないと思っていたのかな。
堕胎手術のあと、新しい自分に生まれ変わってからの
「初めてがたっくん(夕樹)でよかった」
っていう意味だったのかも。
ま、でも辰也にあげたのと同じナイキのエアージョーダンを「男の人に贈るのははじめてだから♡」としれっと夕樹に贈るあたり”したたかすぎる”から、最初から浮気するつもりで夕樹に近づいたのかも。
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そしたらクソ男(辰也)とクソ女(マユ)、そしてそれに振り回された童貞男(夕樹)の話ってことじゃん。
小説だからね、
受け取り方はひとそれぞれ。
あくまで私個人の感想です!
答え合わせに「イニシエーションラブ」映画も見てみた
小説を読んでイニシエーションラブのトリックは分かった。
でも、これどうやって映画化するの??
答え合わせの意味も兼ねて、映画版も見てみました。
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映画「イニシエーションラブ」の手法は?実際に見てみた!
視聴者に、
2人の鈴木が存在するというのを悟られない
ためには、どういう方向性で映像化するのかなというのが一番の気になるポイント。
そうきたか!というキャスティング
鈴木というキャストが二人いる時点でもうネタバレだし、どうしてたんだろう?
当時のプロモーションを知らないけれど、ポスターなどから推察するに、
鈴木=松田翔太さんというスタンスでやってたんじゃないかな?どうだろう?
前半はSideA(夕樹編)、後半はSideB(辰也編)という作りでしたが、
夕樹→辰也への移行はとってもスムーズ。
自分磨きでダイエットでもしたんかな~?と思える描写でした。
こんがらがっちゃう原作が分かりやすくなっていた秘密は脚本にアリ
原作は何度も読み返してやっと理解できたんだけど、
映画版はラスト5分で時系列に沿ったわかりやす~い振り返りをしてくれます。
原作読んでわからなかったんだけど!という人への答え合わせとして、映画版はおすすめ。
あれだけ頭の中でごちゃごちゃになってしまう
夕樹と辰也の二人のたっくんの話が、ラスト5分でするっと理解できるのは脚本だと思う。
もちろん、監督・スタッフ・キャストすべての関係者があの映画を成功させたことには変わりないのだけど。
脚本は映画の軸になるから、脚本(台本)が分かりにくいと映画の内容が入ってこなくなっちゃう。
でも、イニシエーションラブの脚本は、原作のセリフや描写を忠実に再現しつつ、
ラスト5分のネタバラし部分はとってもわかりやすかった!
本作の脚本家は、舞台の演出なども手掛ける井上テテさん。
ヒーローショーやキラメイジャーのスピンオフ「ヨドンナ」の脚本の方。
素晴らしい脚本とスタッフ・キャストの皆さんに拍手!
イニシエーションラブの答え合わせ感想まとめ
「イニシエーションラブ」小説・映画のネタバレ感想でした。
最初読んだとき「は?意味不明なんじゃこりゃ!どんだけすごいやつかとおもって期待してたのにつまらんかったなぁ」と思った小説。何年も経ってから読み返したら「ほぇーーっ、はぁーーーっ、そういうことか!!!」としっくりきた。最初に読んだときは若すぎたのかな😅
— あゆるまま@コミュりょくライター(宇野あゆみ) (@ayurumama1) January 22, 2022
昔読んだ本でも新たな発見がある。
そんなことを教えてくれた小説でした!
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