おかえりモネ最終回!元子役ライターが受け取ったメッセージとは?
NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」が最終回を迎えました。おかえりモネが伝えたかったことは?元子役ライターのネタバレ感想です。
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おかえりモネ最終回
2021年10月29日に最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」
映画のような作りと映像で、毎回楽しみにしていました。
そこから派生した #俺たちの菅波 ハッシュタグも追ってましたよ!
フレッシュな若手俳優たちと、まわりをがっちり固めるベテランたちのバランスがとても好きでした。
気仙沼を舞台に、気象予報士として活躍するモネたちは毎回生き生きと描かれていて、
脚本の安達奈緒子さんはさすが。
『きのう何食べた?』や、『G線上のあなたと私』の脚本家さんです。
タイムセール祭り中のAmazonのプライム・ビデオ で見られます。
以下、ネタバレを含みます。
【姉妹】モネとみーちゃん
震災時に島にいなかったことでずっと家族と距離を感じていたモネ。
とくに妹であるみーちゃんとは、小さい頃から仲良しだったからこそ感じる大きな壁にずっと向き合うことを避けていました。
最終回の一話前で、みーちゃんは心の中に閉じ込めていたことをモネに告白。
長い時間と覚悟が必要だったのでしょうね。
自分を許せないことを抱えて生きるのはつらい。
それを「許すよ」と言って認めてくれる存在があることで、
つらさが少しでも軽くなることもある。
心に負った大きな傷が癒えることはないけれど、それでも生きていかなくちゃいけない。
どう生きていくか、だれとどこで生きていくかを、選んでいいんだよと教えてくれた気がします。
「さやかさんのようになりたい」と言っていたモネ。
「私がここにいるから」と、みーちゃんに伝え、背中を押しました。
モネは「おかえり」と言う側に。
姉妹ってとても難しい。でも、ぶつかり合えたからこそ見えるものもあるのでしょうね。
【過去】モネと音楽
118話で「一度諦めたり、またやってみたり、みんなそういうのでいいんだな」と言っていたモネ。
みんなが揃っているタイミングで、ずっと触っていなかったサックスを持ってきます。
開けたケースの中には2011年3月12日の卒業コンサートのチラシ。
これを開けるのが怖かった、無力である自分に戻ってしまいそう。
でも、開けてみたら「無力な自分に戻ってたまるかと思ったよ」
そこには「何をしたらいいかわからない」「やりたいことが分からない」という過去のモネはいませんでした。
芯の強い、自分と向き合う、自分を許すことを覚えた女性が存在していて、
本当の意味で「おかえり」とモネが帰ってきたのでした。
最終回で楽器を触らなくなったモネの伏線を回収するなんて・・・!
【大切な人との絆】モネと菅波先生
私たちの生活を一変させた感染症。
菅波先生が医師であり、震災から現在までを描いたドラマで、避けることはできない描写です。
数年後にやっと会えたという設定で、
多くは語らず「再会」だけを描いたシーンでしたが
- 2年半も会えなかった二人
- ハグすることをためらうモネ
- いいと思いますよ、もう。という菅波先生
ここから、様々なことが想像できました。
病院と言う戦場で長期戦ってきた先生への「お疲れ様でした」は、すべての人たちへの言葉だったのかも。
このあとの二人がどうなったのかはもう私たちにはわからないけれど、
きっと、「私たちらしさ」を尊重した二人になっていることでしょう。
まとめ:おかえりモネのメッセージ
新たに踏み出すおじいちゃんとお父さん。
見守るお母さん。
念願の船で旅立つりょうちんと、東京へ向かうみーちゃん。
「あなたが思う未来へ」という最終週のサブタイトルは、
「あなたの過去も未来も、あなたのもの」というメッセージを受け取りました。
ここで終わりじゃなくて、まだまだたくさんのことがあるけれど、それでも未来は続いていく。
おかえりモネは一本の映画のように、現代の生きづらさや迷い、過去と未来への不安や悩みを一つづつ丁寧に描き、結果を出すことがすべてではないということを教えてくれました。
数年経っても「利益が・・・」と言うモネ。
結局出てこなかった東京の宇田川さん。
すべて明らかにすることがいいわけではなく、これでもいいじゃんと認めるのも大事だよということを改めて再確認しました。
途中離脱しそうになってきたけれど、モネと一緒に少しだけ成長できたような気がします。
ありがとう、おかえりモネ。
全話、NHKオンデマンドで見られます。
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